はじめまして。はちいちといいます。

子供が2人の4人家族のアラフォーサラリーマンです。

実は今退職したいという希望を会社に伝え、退職に向けた準備をしているところです。

なぜアラフォーというタイミングで、また家族がいる中で退職をしようと思ったのか、

その経緯について長文にはなりますが、私の過去を振り返りながら書いていこうと思います。

就職から結婚、子供ができるまで

今から15年以上も前になりますが、新卒で就職した会社で念願の職種につき、

これからやりたいことを仕事にしていくんだと意気込んでいました。

残業代なんてでないのに日付が変わるくらいまで働くようなブラック気味の職場でしたが

やりたいことができるんだから仕方がない・・・

そう自分に言い聞かせて働いていました。

そのような働き方でしたが、就職して数年経ち、

妻と結婚し、幸いにも子供を授かることができました。

これからは妻や子供たちとたくさんの時間を重ねて

いろんな思い出を作っていけたらいいな・・・

そう思っていました。

ただ・・・現実は甘くはありませんでした。

年齢を重ねるにつれて仕事が忙しくなっていきます。

平日は子供が起きている時間に帰れることはほどんどありません。

休日も仕事をしなければならないというようなことが増えてきます。

仕事の内容もやりたい仕事だと思っていたのですが、

理想と現実にはギャップがあり、

だんだんと自分がやりたいことってこんなことだったっけ??

家族との時間を削ってまでやるべきことなの??

そんな違和感を抱くようになっていました。

そんな状態だったので私のストレスはどんどん溜まっていました。

自分のことしか見えなくなっていきました。

そんなときも妻はストレスの溜まっている私を気遣ってくれていましたが

あるとき私の暴言から大喧嘩をしてしまいました・・・

家の雰囲気が悪くなり、家に帰りたくない。

そう思うまでになりました。

仲の良い幸せな家族を夢見ていた自分に

まさかそんなことを思う日が来るなんて・・・

そんな期間がしばらく続いた後、

妻と話し合い、なんとか関係を修復することができましたが

私の中でこのままではいけないと思うようになりました。

人生を模索する日々

そんな状況を変えるため、インターネットで色々な情報を探しました。

そんな中でこれだ!と思った1つ目のものが不動産投資です。

不動産投資関連の書籍を読んでいく中で、

サラリーマンが副業として不動産投資を行い、ある程度の規模になったら

サラリーマンを退職して悠々自適に生活するという方がたくさんいることを知りました。

ただ、色々なセミナーに行ったり、実際に物件を見に行ったりする中で

多額の借金をして不動産を購入するという行動に移す勇気がなく、

実際に物件を購入するというところまでには至りませんでした。

次にこれだ!と思ったのがインターネット上で物品を販売する物販という副業です。

サラリーマンをしながら物販に取り組む。

物販でお金を稼げるようになったら、サラリーマンをやめて物販を本業にする。

元手もゼロではないですが不動産投資に比べるとハードルは低く、

これなら会社に縛られないし、時間に余裕も出来そうだなと思い

希望を抱いて物販に取り組みました。

物販では稼げない時間もかなりありましたが、自由を手にしたいという一心で取り組み

ある程度の利益を出すことができるようになりました。

ただ自分が作った思い入れのある商品を販売しているわけではないので

私にはやりがいを感じることが出来ませんでした。

それにある程度の利益を出すためには睡眠時間を削る必要もあり、

本業も忙しくなる中、一杯一杯になってしまい

だんだんと物販へのモチベーションが下がってしまいます。

ファイナンシャルプランナーに出会う

そんなとき妻に物販の話をしたところ

妻から

「物販はあなたのやりたいことなの?」

という言葉を投げかけられました。

立ち止まって考えてみると、就職活動の時もそうでしたが

仕事については私はやりたいことを仕事にするということに

こだわりがあるのだということを思い出しました。

自分のやりたいことって・・・なんだったっけ??

そんなとき本屋をさまよっていたら、本棚においてあるとある本が輝いて見えました。

それはファイナンシャルプランナー(FP)として独立して収入を得る方法の本でした。

昔からお金には興味があったので学生時代にFPになりたいと思ったことはありましたが

「FPは稼げない」という何かで見た情報を鵜呑みにして諦めました。

でもその本にはFPでも独立して生活ができるということが書かれています。

これだ!

そう思った私は独学で2級FP技能士そしてAFPの資格を取得しました。

さらに資格取得後には金融業界の仕事が未経験でも

FPの実践的な知識や技術を身につけることのできる

FP養成を行うための講座に通いました。

この講座ではFPスキルとして必須のライフプランシミュレーションや

インデックス投資の考え方等を学ぶことが出来、非常に有意義な時間だったと思います。

FPの実務に必要なたくさんのことを学び、無事卒業することができました。

ただ・・・そこから会社を辞めてFPとして独立しよう!

そういったことを考えると怖くなって一歩を踏み出すことができず

結局そのままサラリーマンを続けてしまいました。

不動産、物販やFPの知識は身に付きましたが

それらを実らすことまではできませんでした。

色んな事が中途半端。

今の状態は良くない。

わかってはいてもサラリーマンを辞めるのが怖い。

サラリーマンの安定した給料という麻薬に侵された日々を過ごしました。

追い込まれていく日々

そうしたサラリーマン生活を続けていくなかで

忙しいとき、忙しくないとき、辛いとき、辛くないとき、

辞めるほどでもないかな・・・とか

もう辞めたい・・・とか

そんな状態を繰り返しながら、物販もやめてしまい、

かといってFPになるわけでもなく、

人生を変えるための行動も起こさない日々。

サラリーマンの仕事については緩やかに悪くなっていくような状況でした。

辛いことへの耐性だけがどんどんついていったと思います。

そして勤続10年を過ぎたころに異動と昇進があり、

ストレス耐性がありそう。まじめ。部署間の調整ができる。
(自画自賛です(笑))

そんなサラリーマンに欠かせない能力を買われたのかわかりませんが

(晴れて!?)クレーム対応を行う部署の管理職となりました。

そこからはさらに辛い日々。

クレームはいつ発生するかわかりません。

今日は早く帰れそうかなと思っていたのに、クレームが発生すると深夜まで帰れない。

休日もクレーム情報におびえる日々。

やっとひと段落したと思ったらまた新たなクレームの発生・・・

何が起こるかわからない毎日・・・

さらに管理職という立場もあり様々なストレスで精神的に追い詰められ

もう副業のことなんて考える余裕はなかったと思います。

そんな状態だったある日海外赴任の辞令を受けました。

(え・・・このタイミングで海外赴任!?)

当時はコロナが発生し世の中が混とんとしていた時期です。

コロナ禍で家族を連れて海外に行くなんて考えることができなかったので

やむを得ず単身赴任を選択しました。

単身赴任で海外へ・・・

単身赴任先でももちろん仕事はクレームの対応。

さらに初めての海外勤務で慣れないことばかりです。

トラブル続きで血の気が引いて体が痺れたり、

不安に押しつぶされそうになり部屋で叫んだり、夜眠れないことはしょっちゅうでした。

それでも朝はやってきて会社にはいかないといけない。

さらに休日も海外にいるので家族と会うことはできない・・・

コロナ禍で帰国も自由にできないので次にいつ家族に会えるのかもわからない・・・

令和の時代なのに!?

単身赴任で新しく始めた趣味の楽器のおかげで何とか潰れずにいたと思いますが

もう来るとこまで来てしまいました。

どうしたらこんな状態から抜け出せるのか・・・思い悩む中で

またとある本に出会いました。


DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール

ゼロで死ね!という印象に残るメッセージが述べられているDIE WITH ZEROという本です。

人生を豊かにするための経験にお金を使い、資産を0まで使い切って死んでいこうという内容なのですが

この本を読んでFPの講座で自分のライフプランを作ったときのことを思い出しました。

そのライフプランでは、このままサラリーマンとして定年まで勤めた場合

死ぬときには1億円の資産が残るという結果でした。

(え!?死ぬときにそんなにお金もってんの??そんなに必要ないやろ!!)

結構衝撃的な結果だったことを覚えています。

(幸い!?)当時は海外赴任をしていたので給料はかなりの金額を頂いており、

ある程度の貯蓄がありました。

それならば、死ぬときに多くの資産を残す必要はないし、

その貯蓄をうまく使って、独学で学んだ不動産投資や、

FP講座で学んだインデックス投資を組み合わせて収入が減ったとしても

やりたかったFPをしていくという人生の選択肢もあるのでは・・・

そんな思いが芽生え、試しに改めて自分のライフプランシミュレーションを作ってみると

年収が減ったとしても人生を乗り切れそうな結果が得られました。

ひょっとしたらやりたいことをやれる!人生を変えることが出来るかも!

希望が見えた気がしました。

海外赴任終了、そして退職を希望する

それからしばらくして、海外赴任を終え日本に帰国することができました。

久しぶりに過ごす家族との時間、何気ない日々が大切なことを実感しました。

帰国後には不動産投資を開始したり、インデックス投資を強化したり

海外赴任時に行ったライフプランシミュレーションの結果に従う様に投資も進めていきました。

ただ、あれだけ大変な思いをしていたのに時間が経つにつれて

会社を辞めるという気持ちがだんだん薄れてきていることも感じていました。

ほんと懲りない人間です。いつまたあの状態になるかもわからないのに・・・

そんなある日またも突然人事の話が舞い降りてきます。

(え!?マジで・・・)

管理職になるときも海外赴任を告げられたときも、

今までは特に反論せず受け入れてきました。

ただ今回はその話を受け入れるか悩む中で

(ひょっとしたらこれは決断しない自分を後押しするためのきっかけなのかな・・・)

と思うようになり、妻とも相談し同意が得られたので、意を決して退職の意志を伝えました。

ついに言ってしまった・・・もう後戻りはできません。

これからの予定

仕事は上司と話し合い、年内には退職することになりそうです。

今回の退職という決断は、ライフプランシミュレーションで

年収が下がっても人生をやり切れるという見通しが出来たからだと思っています。

それがなければビビりな私は苦しい思いをしながらも決断できず

やりたいことがあるのに一歩を踏み出せないままだったと思います。

今回の記事を読んでいただいたらわかるようにビビりな私でも決断できた

それくらいライフプランシミュレーションには

未来を変える後押しをする力があるのだと実感しました。

ですので、これからの目標は

私のように今の仕事に疑問を持ちつつも、

やりたいことがあるのに一歩を踏み出せない人を

ライフプランシミュレーションを活用しながらサポートするFPとして活動していくことです。

そのために私が学んだことや経験したことをこのブログで発信していき、

読んでいただいた方に自分でもできるかもしれないと感じていただければ幸いです。

ただ正直なところ収入面では不安があるため、

以前収入化実績のある物販にもう一度取り組んだり、

不動産投資、インデックス投資をさらに進めたりもしようと思っています。

こういう不安を感じているところもブログで見ていただき

価値を感じていただける情報にできればと思います。

長文になりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。